ELDERLY
高齢者歯科

当院の高齢者歯科・有病者歯科
について

当院では、心疾患や脳血管障害、膠原病や糖尿病など、様々な疾患をお持ちの方の歯科治療に対応できるよう、高齢者・有病者に対する豊富な診療経験を有する歯科医師が常駐し、安全な治療を行うための様々な医療設備を整えています。

持病などにより「大学病院でなくては治療は難しい」と診断を受けた方に対しても、当院であれば多くのケースで治療を行うことが可能です。全身状態を適切にコントロールしながら、お口の中だけではなくお体全体とのバランスを考慮した診療をご提供いたします。
※全身疾患をお持ちの方には主治医の先生にお手紙を書かせて頂く場合がございます

「健康長寿」には口腔ケアが重要です

口腔機能低下のサイン

お茶や汁物などを飲むとむせる

食事を規則的にしなくなった、
積極的でなくなった

体重が減少した

口が乾いているようだ

物忘れが増えたと人から指摘される

これまでの趣味などを楽しめなく
なってきた

手すりや壁を伝って歩くようになった

ふいに転んでしまうことがある・
転倒の不安がある

15分ほど歩き続けるのが困難になった

椅子から自力で立ち上がれなくなった

上記のような項目に心あたりのある方は、加齢によって口腔機能が低下している可能性があります。なるべく早めの受診をおすすめしております。

しっかり噛めることの大切さ

また、よく噛んで食事をすると顎がポンプのような役割を果たし、血流が良くなることで心臓の機能を助けるとともに、脳の働きを活性化してくれるとされています。また、厚生労働省の統計によると、アルツハイマー患者のほとんどが歯が無くなっているという報告もあり、口の中の環境と脳の働きとの関連性が分かってきています。

いつまでも健康的に過ごしていくには、適切な口腔ケアを行っていくことが大切です。気になる症状がありましたら、なるべく早めに歯科医院に受診するようにし、また定期的に検診を受けて一緒に良好なお口の環境を維持していきましょう。

お口と全身の健康との関連について

老人性肺炎のリスク低減

誤嚥性肺炎は一般的に「老人性肺炎」と呼ばれています。高齢者に起こりやすい理由の一つとして、老化に伴う反射機能（咳反射や嚥下反射）の低下が挙げられます。虫歯や歯周病を治療して口腔内の細菌増殖しにくい環境を整えることで、嚥下機能を改善させることにつながります。

心臓病や脳梗塞のリスク低減

歯周病菌が血管内に入ると血栓ができやすくなり、心臓病や脳梗塞のリスクが高まります。歯周病の治療によって、そうした重篤な全身疾患のリスクを減らせることが報告されています。

糖尿病の改善にも

近年の研究で、歯周病で歯茎が炎症を起こすと血液中にインスリンの働きを阻害する物質が増えるということがわかってきました。また、歯周病菌を減らす治療によって血糖値が改善したという実験結果も出ています。